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売りたい人
子供も大きくなってきたから、そろそろ新しいマンションに買い替えようと考えている。
今のマンションを買った時の不動産会社は対応が本当に悪かったから、トラブルだらけだった。
今度の売却では絶対に信頼して任せられる不動産会社さんに依頼したい。
でもどうすれば信頼できる不動産会社に出会えるんだろう?
そういった方の疑問に答えていきます。
マンションの購入や売却で、過去に不動産会社とやり取りをして苦い経験をした人も多いでしょう。
はっきりいって、不動産業界はモラルの低い会社が多く、自社の利益だけを追求している会社も少なくありません。
人生で一番高価な取引である不動産売買なのに、自社の利益しか考えていない会社に依頼したくないですよね?
この記事では、
- ・信頼できる不動産会社を見分けることの重要性
- ・信頼できる不動産会社を見分ける方法
- ・不動産会社選びに関するQ&A
の3つのポイント中心にお話をしていきます。
マンション売却の成功は不動産会社で決まるといっても過言ではありません。
この記事をしっかりと読み込んで、あなたのマンション売却を成功させるヒントを掴んでください!
もくじ
なぜ、信頼できる不動産会社を見分ける必要があるのか
まず前提として、なぜ信頼できる不動産会社を見分ける必要があるのでしょうか?
車やバイクを買う時に、どのお店で購入するかをそこまで気にすることはないはずです。
この問いに一言で答えるとすれば、自社の利益しか考えていない会社がとても多い業界だからといえます。
不動産業界はモラルが低い会社が多い
世間一般的に、「不動産業界はモラルの低い会社が多い」といわれます。
これはなぜでしょうか?
いくつか理由が考えられますが、筆者が思う理由を大きく2つ紹介しておきます。
1、情報の非対称性が強い
あなたは不動産会社だけが閲覧できるレインズという全国的な不動産情報サイトをご存知でしょうか?
全国の不動産会社がレインズに売り物件の情報を登録するので、膨大な量のデータを閲覧することができます。
しかし、実際に物件を購入する買い主は、レインズを閲覧することができないのです。
ここで、不動産会社VS消費者の情報の非対称性が生まれています。
また、不動産会社Bがレインズに掲載している不動産会社Aの売り物件の情報を見て、購入希望者を紹介しようとすると、
すみません。この物件はすでに他の購入希望者と商談中なので、紹介することができません。
不動産屋さん
と言って断ることがあり、この行為を「囲い込み」といいます。
もちろん実際に商談をしているから断るケースもありますが、実際には商談をしていないケースでも断ることがあります。
理由は、不動産会社Aが売り手と買い手を自社で見つけることで、仲介手数料を2倍にしようと企んでいるからです。
一つの不動産会社が売り主と買い主の双方を見つけてくることを、「両手仲介」といいます。(片方だけの場合は「片手仲介」といいます。)
「囲い込み」は決して珍しい行為ではなく、今でも日常的に行われている不動産業界の悪しき慣習です。
関連記事→マンション売却の際に気を付けたい、悪質業者の「囲い込み」って?
ここには、不動産会社VS不動産会社&消費者の、情報の非対称性が起こっています。
もう一つの非対称の例が、不動産会社による査定です。
マンションを売る一番最初のステップは、不動産会社に査定を依頼することから始まります。
実際に査定を依頼した後に、
この物件の価格は1500万円です。
不動産屋さん
と説明されたとしても、その値段の根拠が不明確です。
たとえ根拠を説明されたところで、それが正しい情報なのかどうかを知るすべがありません。
2、営業成績がそのまま評価、給与になる仕組み
先ほどの情報の非対称性・不透明性とあいまって、不動産業界が歩合制で評価される社会であることも大きな要因だと考えています。
顧客の利益を最優先するならAという選択をすべきところ、自分の利益を最優先するがゆえにBという選択をする会社・担当者が多いのです。
「なぜAを選ばないんだ!」と買い主や売り主が指摘できればいいのですが、そもそもAという選択肢が存在することすら知らず、Bが最良の判断だと思い込まされているケースもあります。
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信頼できる不動産会社を見分ける秘訣
信頼できる不動産会社を選ぶことの重要性を分かっていただいた上で、実際の見分け方のお話に移りましょう。
ネットや本で調べると、信頼できる不動産会社の選び方がたくさん載っています。
しかし、見分けるために大切なことは実はたった一つしかありません。
それは、「複数の会社を比較・検討して、より信頼できる会社・担当者を選ぶこと」。
これに尽きます。
ネットでの評判がいい会社があなたにとっていいとは限らないし、逆もしかりです。
「百聞は一見に如かず」という言葉の通り、実際にメールや電話でやり取りをして、対面で話してみない限り、信頼できる会社かどうかはわかりませんから。
簡単に不動産会社を比較・検討する方法
とはいえ、何社もの会社に訪問したり、問い合わせをして、比較したりするのは手間だと感じる方もいるでしょう。
そこでお勧めなのが「一括査定サイト」を活用して、複数の会社と同時にコンタクトをとることです。
一括査定サイトとは、ネット上であなたの物件情報を入力すると、まとめて複数の会社に査定の依頼をかけられるサービスのこと。
一括査定サイトを使う目的が、「より高い査定額を出してくれる会社と出会うため」だと勘違いしている人がいますが違います。
一番の目的は、「複数の会社とのやり取りを通して、信頼して売却を依頼できる会社と出会うため」です。
1社だけに査定依頼をしても、基準がないためその会社・担当者が信頼できるのかどうかわかりません。
複数の会社・担当者を見比べることで、相対的に信頼できるであろう会社と出会える可能性が高まるのです。
また、査定の金額はあくまでも「これくらいの値段で売れるだろう」という予測でしかありません。
「査定額が高い会社=依頼すべき会社」ではないので、コミュニケーションを通して、信頼できる会社・担当者を選んでいくことが重要です。
筆者がおすすめする一括査定サイト「HOME4U」
40以上のサイトを比較してきた筆者がイチオシする一括査定サイトが「HOME4U」です。
その理由は大きく3つ。
- 日本で一番最初の不動産一括査定サイト(運営歴17年)
- NTTデータグループが運営しているから情報セキュリティも安心
- 全国から厳選した1000社の優良企業に査定を依頼できる
フリーダイヤルでの相談窓口も設置されており、ネットが苦手な人にとっても利用しやすい環境を整えています。
提携先が2000社近い査定サイトが多い中、無闇に提携先を増やすのではなく、信頼のおける1000社に絞って提携している点も好感が持てますね。
実績、安心感ともに信頼のおける査定サイトなので、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、一括査定サイトはHOME4U以外にもたくさんあります。
『HOME4U以外の査定サイトも気になる。』
という方は、下記記事で詳しくまとめているので参考にしてください。
不動産一括査定サイトのおすすめ5選+評判の30サイトを比較!【総まとめ】具体的に会社・担当者を選ぶときにチェックすべきポイント
実際に複数の会社とやり取りをしていく中で、チェックすべきポイントを2つだけお伝えしておきます。
1、マンション売却に強い会社かどうか
例えば6社にマンションの査定依頼をかけたとしましょう。
提示してきた査定額にかかわらず、一度それぞれの会社をネットのHPで調べてみてください。
会社のHPトップを見れば、その会社の強みがどこにあるのかを知ることができます。
地方のアパートやマンションばかり掲載されていてる会社と、都心のタワーマンションを多数扱う会社では得意分野が違いますよね。
同じ不動産会社でも、売買、賃貸、土地活用、管理業務、ディベロッパー、コンサルティング等、業種は多岐にわたります。
「マンションの売却」に特化している、もしくは「マンションの売却も強みの一つ」としている会社に依頼をしましょう。
関連記事→【必見!】マンション売却時に信用できる不動産会社を見分ける3つのポイント
2、担当者の人柄・経験・実績はどうか
不動産会社を選ぶことより大切なポイントが、営業担当者の人柄や経験、実績です。
会社がどれだけマンションの売却に強い会社であっても、担当者のスペックが、
- ・レスポンスが遅く、伝え忘れが多い
- ・これまで売買の経験が少ない
- ・自己中心的で自分の売り上げしか考えていない
のようでは安心して任せられません。
具体的に担当者を見極める方法は、下記の関連記事を参考してください。
関連記事→不動産査定時に優秀な営業マンかどうかを見抜く4つのポイント!
信頼できる不動産会社に関するQ&A
不動産会社の選び方に関して、多くの人が思っている悩みや質問に対して答えていきます。
1、大手不動産会社=信頼できる会社か?
大手不動産会社だから信頼ができて、中小零細だから信頼ができないといった違いはありません。
情報量を考えても、レインズによって得られる情報は大手・中小ともに変わりません。
ただ大手と中小企業によって、担当者の教育力に違いはあります。
大手の担当者は、入社当初に研修でのトレーニングも受けていますし、取り扱う案件数が多いので実績が積みやすいです。
案件が多い分、顧客一人当たりの優先度は低くなる傾向がありますが。
中小の担当者は、レベルにばらつきがあるケースが多く、経験も担当者によってまちまちです。
大手の担当者と比べると、抱えている案件に余裕があるので、柔軟に対応してくれる傾向はあります。
関連記事→不動産会社を選ぶときは、「地元」と「大手」どっちを選ぶべき?
2、宅建免許の更新番号は重要?
信頼できる不動産会社を選ぶ際の基準に、「会社の宅建免許の更新番号を確認する」というポイントを挙げている本やサイトがあります。
会社の宅建免許番号を確認することで、その会社がどれだけ不動産業を営んできたかがわかりるというもの。
しかし、長年営業している会社=信頼できる会社であるとは限りませんし、担当者による違いもあります。
むしろ、新しい会社ほど不動産業界の悪しき伝統に染まっていないと考えることもできるので、あなた自身の目で確かめることの方が重要です。
3、仲介手数料が無料・半額の会社は?
まれに、「仲介手数料が無料or半額」と謳っている不動産会社がありますよね?
仲介手数料は物件価格の「3%+6万円(+税)」で計算され、決して小さくない費用です。
売りたい人
売買をしている不動産会社の収益は、ほとんどが仲介手数料だと聞いたことがある。
その手数料を無料にできるなんて、何か裏があるんじゃないの?
を思う人もいるでしょう。
事実、不動産売買を主に扱っている不動産会社では、収益の大半は手数料に頼っています。
その手数料を無料にできる理由は、冒頭でも挙げた「両手仲介」にあります。
売り主から手数料を取らなくても、両手仲介で契約できれば、買い主側から手数料をもらうことができるのです。
両手仲介である前提のため、その会社が買い主を見つけるまで契約できないというデメリットはあります。
まとめ
今回の記事では、信頼できる不動産業者を選ぶことの重要性と、不動産業者を選ぶときのポイントについてお話しました。
何度も書きましたが、「実際にやり取りをしていく中で、会社・担当者を比較していくこと」が一番重要です。
いろいろな情報を参考にしても、目の前の担当社選びをおろそかにしては、マンション売却に失敗します。
複数の会社とのやりとりが億劫に感じる人もいるかもしれませんが、そのひと手間をかけるかどうかで、マンションの売却価格が数百万円変わってきますよ。