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売りたい人
今住んでいる家をできるだけ早く売りたいと思っている。
ネットで調べていると、不動産を売る方法は「仲介」と「買取」の2つと書いてあった。
仲介はイメージがつくけど、買取で不動産を売るってどういう感じなんだろう。
そういった方の疑問に答えていきます。
不動産を売却する際に最も一般的な方法は、売り主と買い主の間に不動産会社が入る「仲介」です。
それに対し「買取」とは、名の通り売り主から直接不動産会社が購入をおこないます。

どちらにもメリット・デメリットがあるので、それぞれ状況に応じて使い分けましょう。
今回の記事では
- ・不動産を「仲介」で売るメリット・デメリット
- ・不動産を「買取」で売るメリット・デメリット
- ・「仲介」「買取」を選択する時の基準
の3点をお話していきます。
この記事を読んでいただければ、「仲介」、「買取」それぞれの特色を理解して、最善な選択肢を選ぶことができます。
それでは本文に参りましょう!
もくじ
不動産を仲介で売るメリット
それではまず、不動産を仲介の形式で売るメリットをお伝えします。
(※ここでいうメリットとは、あくまでも買取方式と比較した上でのメリットです。)
買取と比べて高値で売却できる
買取形式で売る場合と比べて、高値で売却できる可能性が高くなります。
仲介での売却の場合、売り出し価格を決めるのは売り主です。
売り出し価格がどれだけ高かろうと、買い手が価格に納得すれば売買は成立します。
つまり、不動産会社の言い値に合わせる買取と比べて、仲介は売却価格の自由度が高いといえるでしょう。
不動産を仲介で売るデメリット
続いて、デメリットについてもお話しておきましょう。
1、売却までの期間がどれくらいかかるか不明
不動産を仲介で売却する場合、どれくらいの期間で売却できるか予測することが難しいです。
1か月ですぐに買い手が見つかることもあれば、1年たっても買い手がつかないこともあります。
例えば、今住んでいる一戸建てを売却してマンションに買い替えをする場合。
先に新しいマンションを購入してから売却活動を始めた場合、売却までの期間が長引いている期間、両方の物件のローンを払い続けなければいけません。
売却が完了するまでの期間が不透明であるがゆえに、長期的な見通しを立てづらいのです。
2、瑕疵担保責任がある
不動産を売却してから一定期間内に何かしらの欠陥が見つかった場合、売り主は買い主に対して責任を負う必要があります。
この責任を「瑕疵担保責任」と呼び、状況によっては買い主から損害賠償を請求されたり、売買契約自体が解消されることもあるのです。
事前に欠陥について説明したうえで買い主が購入している場合は、瑕疵担保責任には当たりません。
しかし欠陥を知っていたにも関わらず説明していない、もしくは売り主も把握していない欠陥があった場合は、瑕疵担保責任を負う必要があります。
瑕疵担保責任でいうところの「欠陥」は、何も物件そのものの欠陥だけではありません。
その物件で以前事故や自殺があった事実を隠していたりした場合も、「心理的瑕疵」として責任を負う必要が出てきます。
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3、仲介手数料を支払う必要がある
「仲介」の形式で不動産を売却すると、不動産会社に仲介手数料を支払わなければいけません。
仲介手数料の金額は、「物件の売却価格×3%+6万円(+消費税)」で計算できます。
3000万円の物件であれば96万円+消費税、5000万円の物件であれば156万円+消費税。
ちょっとした車が購入できる程の手数料を支払う必要があるのです。
もちろんその分不動産会社が募集をかけてくれたり、手続きをしてくれるのですが、かなり大きな負担ですよね。
ただ、「物件の売却価格×3%+6万円(+消費税)」という計算式は手数料の上限金額です。
それ以下の手数料で運営をしている不動産会社もあり、中には手数料無料の会社もあります。
仲介とも買取とも違う売却方法に、個人間で直接取引する方法もあります。
個人間での取引は、すべての手続きを売り主・買い主が行うので、トラブルになるケースも多いです。
仲介手数料を支払う必要はありませんが、それ以上に問題やデメリットが多いことも覚えておいてください。
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不動産を買取で売るメリット
続いて、買取の場合のメリットについてお話していきしょう。
1、早く確実に売却可能
不動産を買取で売却するメリットは、なんといっても早く確実に売却できる点でしょう。
仲介の場合は、あなたが売り出した金額にたいして興味を持った人が、内見をした上で購入するかを決めます。
一方不動産会社の買取は、最初から購入する前提で話が進みます。
「この金額なら購入しますよ!」と言われた額にあなたが納得すれば、そこで売買契約は成立です。
確実に早く売却ができるので、売却後の予定を立てやすいことも大きなメリットです。
2、仲介手数料がかからない
買取の場合、売り主と買取業者の間には誰も介在しないため、仲介手数料を支払う必要はありません。
数十万円・数百万円とかかる経費がなくなることは、大きなメリットであると言えるでしょう。
3、瑕疵担保責任を負う必要がない
さきほど「仲介」のところで少しお話をしたように、買い主が個人であれば売り主は瑕疵担保責任を負う必要があります。
一方、「買取」の場合は、買い主が不動産会社であるため、瑕疵担保責任が発生しません。
不動産のプロが物件を確認したうえで値段設定をしているので、もしそのあとに欠陥がわかった場合でも、それは買取業者側の落ち度になるのです。
4、周囲の人に知られずに売却できる
不動産を仲介で売却するということは、様々な媒体にあなたの物件が掲載されるということ。
事情があって売りに出していることを周囲の人に知られたくない場合でも、買取なら問題ありません。
当たり前ですが、買取業者が買取を行うので、わざわざ広報活動を行う必要がないので。
不動産を買取で売るデメリット
不動産を買取で売ることのメリットはたくさんありました。
続いて買取で売ることのデメリットについてもお話しておきましょう。
売却価格が2~3割安くなる
メリットが非常に多い買取ですが、唯一で最大ともいえるデメリットがあります。
それは、「仲介で売る時よりも、2~3割売却金額が安くなる」ということ。
不動産買取業者は、安く購入した物件でリフォームを実施し、再度売却して利益を得ます。
この差益を得られるこそ、わざわざ売れ残るリスクがある物件を買い取るわけです。
仲介と買取を組み合わせた買取保証
最初は仲介の形式で売りに出し、一定期間を過ぎても売却できない場合は買取を行う「買取保証」というサービスがあります。
これは、「〇〇月までに不動産を売却しなければいけない。」といった期限が決まっている人にお勧めの売却方法です。
理想は仲介期間に相場価格で売却することですが、最悪売れ残っても買取をしてもらえるため、期限を超えて売れ残るリスクはなくなりますから。
仲介・買取を選ぶ時の2つの判断基準
これまで、仲介・買取のメリット・デメリットについてお話してきました。
どちらにも長所・短所があるので、結局どちらを選べばいいのか分からない人もいたかもしれません。
この章では、どういった条件の人が仲介もしくは買取を以下選ぶべきかお話していきます。
1、売却までの余裕があるかどうか
売却までに余裕がある場合は、原則「仲介」を選ぶことをお勧めします。
買取もメリットは大きいですが、トータルで手元に残る金額が多いのは仲介です。
もし、すでに新しい引っ越し先の支払いが始まっていて、売却期間に余裕がない場合は、買取または買取保証を検討してもいいでしょう。
2、人気のある物件かどうか
比較的売却までの期間が長い「仲介」であっても、人気のある物件であれば「早く」売ることができます。
早く高く売れるのであれば、買取を選ぶ理由はありません。
逆に適切な値付けをしているのに内見が一度もないような物件であれば、買取を検討しましょう。
時間だけかかって結局売れない、もしくは初期よりずっと価格をさげてやっと売れるケースもありますから。
仲介・買取での売却額を高める方法
仲介を選ぶ場合でも、買取を選ぶ場合でも、できるだけ高く売りたいという思いは共通しているはず。
どちらを選択した場合でも、売却額を数十万円、数百万円UPさせる方法を秘訣をお伝えしておきます。
売却価格をUPさせるための秘訣=複数の不動産会社を比較・検討すること
仲介・買取のいずれであっても、一番重要なのは不動産会社を比較・検討すること。
仲介の場合は担当者の実績や経験によって、売却価格や売却までの期間に大きな差が生まれます。
買取の場合は、買取会社が提示してきた金額=売却額なので複数を比較して、一番高値で買い取ってくれる会社を選ぶことが重要です。
一番簡単に複数の会社を比較する方法は?
複数の会社を比較・検討することの唯一のデメリットは、複数の会社に依頼・やり取りをする手間が増えること。
ただ、最近主流になってきている「一括査定サイト」を利用すれば、一度に複数の会社に査定依頼をかけることができます。
一括査定サイトは、ネット上で物件の情報を入れるだけで、その情報を一度に複数の会社に送ることができるのです。
あなたの物件のエリアに精通している不動産会社がいくつかピックアップされるので、査定を依頼したい会社を選べばOK。
わざわざ店舗を回らずとも、1社ごとに物件の情報を入力する手間も必要ありません。
筆者がおすすめする一括査定サイト「HOME4U」
40以上のサイトを比較してきた筆者がイチオシする一括査定サイトが「HOME4U」です。
その理由は大きく3つ。
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ちなみに、一括査定サイトはHOME4U以外にもたくさんあります。
『HOME4U以外の査定サイトも気になる。』
という方は、下記記事で詳しくまとめているので参考にしてください。

まとめ
今回は、「不動産を仲介・買取の形で売ることのメリット・デメリット」についてお話してきました。
「仲介」、「買取」いずれもメリット・デメリットがあります。
あなたの物件の人気や、売却までの期間にどれくらい余裕があるかによって、よりベストな方を選択しましょう。
また、「売却までに少しは余裕があるけど、〇月までには売りたい」といった場合は、「仲介」と「買取」を組み合わせた「買取保証」も検討するといいですよ!
そして、どちらの方法を選んでも、必ず複数の会社を比較・検討することを忘れないでくださいね。
あなたの不動産売却が成功することを祈っています!
