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自治体によっては、町並みや仕事、住まい、地域住民など、移住先の様子を直接見たり触れたりできる移住体験ツアーを実施しています。
体験ツアーに参加をすれば、インターネットでは知ることができない生の情報を得ることができ、移住することをより現実的なものにすることが可能です。
とはいえ、「移住体験ツアーではどんなことをするの?」「どんなサイトを見て探したらいい?」「体験ツアーにはお金がかかる?」など、疑問を持っている人も多いことでしょう。
そこで今回は、移住体験ツアーの特徴やおすすめサイト・エリア、注意点などについて紹介しています。
この記事をご覧いただくことで、移住体験がより有意義なものになり、スムーズに探せるようになりますので、参考にしてください。
もくじ
地方移住を体験できるツアーとは?4つのパターン別に紹介

自治体によっては、地方移住を実際に体験できるツアーを実施しています。
移住体験ツアーに参加することで、どんな地域でどのような人が住んでいるのか、どんな仕事内容なのかなどを直接確認することが可能です。
地域住民とも触れ合う機会があるため、地域の空気感が自分に合うかどうかも確認できるため、移住先のミスマッチも防げます。
地方移住を体験できるツアーは、「お試し」「実際に動く」「パッケージ」「オーダーメイド」の大きく4パターンに分けることができ、どのような内容かを事前に把握しておけば、ツアー探しもスムーズです。
ここでは、4パターンの移住体験ツアーの特徴について見ていきましょう。
お試し
お試し移住体験ツアーは、実際に移住先が用意する宿泊先(一戸建てなど)に泊まって移住生活を体験するものです。
たとえば、新潟県長岡市のお試し移住体験ツアーでは、築約80年の古民家を改装して平成29年に開設された「たまり場八ちゃん」に宿泊できます。
1階には和室4室とダイニング・キッチン、2階には和室2室がある非常に大きな一戸建てで、体験期間中の室料、水道光熱費は無料です。
食費は自己負担となりますが、宿泊先には炊飯器や電子レンジ、冷蔵庫、キッチン、食器やグラスなど揃っているため、安く抑えられます。
また、給湯器付きお風呂やウォシュレット付きトイレ、さらにWi-Fi環境も整っているため、不自由も感じません。
お試し移住期間中は、学びと交流を目的とした施設「まちなかキャンパス長岡」やながおか花火ミュージアムを運営している「NPO法人ネットワーク・フェニックス」を訪問するなど、地域の文化や住民と触れ合うことができます。
人の話やインターネットの情報だけではわからない、リアルな情報を得られるのがお試し移住体験ツアーの良い点です。
実際に動く
実際に動いて移住先の職業を体験するツアーもあります。
地方移住にあたり、どのような仕事があるのか大変気になるものです。
都会とは仕事の種類も異なるため、初めて経験する仕事であることの方が多いでしょう。
農業などの一次産業や伝統産業、製造業、介護など、地方ならではの仕事が目立ちます。
実際に、青森県十和田市では、秋野菜の定植作業体験などを実施しています。
ロータリーで耕起、鍬で畝立てして、キャベツやブロッコリーの苗を定植したり、大根の種まき作業などを体験するのです。
また、肉牛肥育農家を訪問して、牛舎の見学や餌やりなどもおこなったり、生後1週間の仔牛を見学するなど、貴重な体験ができます。
他にも、きゅうり農家の収穫見学やにんにくの出荷作業なども体験。
夕食には、十和田産米「まっしぐら」や「十和田バラ焼き」、豚タンなど、地元の食材を活かした食事も楽しめます。
1泊2日の職業体験を通して、どのような仕事か直接確認できるだけでなく、住民とも触れ合えるため安心です。
パッケージ
パッケージ型の移住体験ツアーは、実際に移住先に宿泊しながら、あらかじめ決められた施設などを視察するツアーのことです。
実際にパッケージ型移住体験ツアーを実施している、大分県臼杵市では2泊3日のツアースケジュールを組んでいたりします。
1日目には、市の概要説明後、先輩移住者宅や空き家、小学校や農業法人など希望場所を視察見学することが可能です。
2日目には、空き家・スーパー視察、先輩移住者宅の訪問、そして移住施策制度の説明や相談会、地域住民や移住者との夕食交流会をおこないます。
3日目には、スーパーやホームセンター、病院などを視察後、空き家の視察をおこないます。1日目・2日目の宿泊先は農村民泊です。
定期的に内容は変わっていますが、
「どんな家に住むのか?」「家やいくらくらいが相場なのか?」「地域住民や先輩移住者はどんな人か?」「なぜ、この地域に移住したのか?」「町の雰囲気は?」など、多くの疑問を解消できる体験ツアーとなっています。
オーダーメイド
オーダーメイド型の移住体験ツアーもあります。
自治体のコンシェルジュなどが体験参加者の希望に沿ったツアー内容を用意してくれます。
複数人や家族での参加だけでなく、1人での参加でも大丈夫です。
たとえば、秋田県鹿角市や三重県亀山市でもオーダーメイド型移住体験ツアーが実施されています。
秋田県鹿角市では、地域の雰囲気を知りたい場合は「地域住民や先輩移住者に会えるツアー」、農業に興味がある場合は「農家体験ツアー」、家を探している場合は「物件巡りツアー」などが用意されています。
2泊3日のツアーで、宿泊費用などは無料です。
ある時のツアースケジュールは、1日目に佐藤秀果園農業体験や大湯保育園見学、空き家物件見学などをおこない、2日目にはお試し住宅見学や花輪商店街散策、ワイナリーこのはな見学などをして終了となります。
また、三重県亀山市でも、道の駅や関宿、総合保険福祉センターなどを訪問するツアーが実施されています。
オーダーメイド型移住体験ツアーであれば、自分が興味のあることをしっかりと確認することができ、地域の伝統も肌で感じることが可能です。
移住体験の情報を掲載しているサイトまとめ

移住体験についての情報を掲載しているサイトは複数あります。
移住体験だけでなく、住まいや仕事、イベント、移住情報など、多くの情報が載っているため、これから移住を検討している人には非常に有益なサイトです。
ここでは、移住体験の情報を掲載しているサイトについて紹介していますので、情報収集の参考にしてください。
全般
自治体サイト以外のサイトで、移住体験情報を掲載している主なサイトが、以下の「JOIN」と「Furusato」です。
これらのサイトの掲載内容や特徴について見ていきましょう。
一般社団法人 移住・交流推進機構『JOIN』

JOINは、一般社団法人 移住・交流推進機構が運営しているサイトです。
JOINは、移住に関する情報配信や企業・自治体のコラボレーション推進事業などを通して、移住や農山漁村地域の交流を推進しています。
「お試し」「職業」「オーダーメイド」「パッケージ」の移住体験ツアー情報だけでなく、各地で開催している地域イベントや移住セミナー・相談会、期間限定体験プログラム、通年体験プログラムなどの情報が非常に多く掲載されています。
また、移住先での仕事情報や空き家情報、地域の魅力、地域おこし協力隊情報なども載っているため、移住する際の欲しい情報をまとめて収集することが可能です。
- 移住体験情報
・「お試し」「職業」「パッケージ」「オーダーメイド」の4パターン
・地域のイベント
・移住セミナー・相談会
・期間限定の体験プログラム
・通年の体験プログラム など
- サイト掲載内容
・田舎暮らし特集
・地域の魅力
・イベント情報
・お仕事情報
・空き家情報
・地域おこし協力隊情報
・企業の皆様向け情報
・全国自治体支援制度
・田舎暮らしについて500人に聞いてみた など
- 運営
一般社団法人 移住・交流推進機構
- URL
WEBマガジン『Furusato』

Furusatoは、NPOふるさと回帰支援センターが運営するサイトです。
「地域」や「キーワード」から移住体験を検索可能で、キーワードは「起業」「林業」「Uターン」「子育て」「海のそば」など、他にも多数用意されています。
希望の地域から探すこともできるため、情報を見つけやすいのが特徴です。
各地域の相談員の写真やインタビューも掲載されているため、安心して移住に関する相談ができます。
- 移住体験情報
・「セミナー」「体験」「募集」の3パターン
・エリア合同移住セミナー
・出張相談会
- サイト掲載内容
・移住関連イベント情報
・移住事例紹介
・地域のトピックス
・相談員紹介
・地方暮らしのススメ など
- 運営
NPOふるさと回帰支援センター
- URL
参考:移住関連イベント情報の記事一覧 | フルサトをみつける・つながる、地方移住応援webマガジン「Furusato フルサト」
自治体サイト
非常に多くの自治体が移住体験を実施しており、各自治体サイトで内容が紹介されています。
ここでは、数多くある自治体サイトの中から、おすすめの3つについて紹介していますので、移住体験選びの参考にしてください。
北海道十勝清水

牛が人口の4倍いる町として知られる北海道十勝清水町でも移住体験が可能です。
サイト内では、清水町の交通や自然、施設や助成制度、住宅情報、求人情報、体験施設、イベント・祭りなど、さまざまな情報を得ることができます。
サイト内の予約カレンダーを見れば、体験用住宅の空き状況を一目でチェックすることが可能です。
移住体験ツアーでは、移住者との交流や工場見学、冬道ドライブなど、リアルな北海道の冬を体験できる3日間となっています。
- サイト掲載内容
・清水町とは?
・生活情報
・くらし
・遊び
・先輩の声
・移住記録
・体験住宅
・Q&A など
- URL
秋田県大館市

秋田県大館市では、おおだての暮らし体験ツアーを定期的に開催しています。
体験ツアーはオーダーメイド型となっており、2泊3日程度で希望の体験を組み合わせて参加が可能です。
体験メニューには、きりたんぽ作り体験、そば打ち体験、りんご・梨のもぎとり体験、農作業体験、雪かけ体験、市内スーパー・直売所見学、先輩移住者との懇談などがあります。
サイト内には、紹介動画やSNSも載っているため、大館市の魅力を知ることが十分可能です。
エントリーシートや空き家バンク一覧も掲載されています。
- サイト掲載内容
・おおだての紹介
・おおだての暮らし
・おおだての住まい
・おおだてで働く
・イベント情報
・体験ツアー情報
・大館びと
・長期滞在
・地域おこし協力隊 など
- URL
富山県魚津市

富山県魚津市では、6月〜11月実施の「ボランティアガイドと行く、ふしぎ発見!洞杉ツアー」や通年実施している「セリ見学と市場で朝食体験」の体験プランが用意されています。
よっしゃ来い!CHOROKUまつりや魚津まつり、雪まつり、産業フェア、花火大会など、さまざまなイベントに参加して、魚津の伝統や町並み、住民との触れ合いが可能です。
- サイト掲載内容
・魚津市のご案内
・魚津ナマ声
・各地区紹介&情報
・学生U・I・Jターン
・ファミリー
・魚津移住TV
・助成制度
・移住Q&A
・イベント情報
・子育て・教育情報
・ショッピング情報
・就農・就林・就漁情報 など
- URL
移住をした人達の体験談まとめ

移住をした人達が体験談を載せたブログやツイッターなどがたくさんあります。
どのようにして移住を決めたのか、移住先でどんなことをしているのか、実際に移住をして満足できているのかなど、先輩移住者の生の声を知ることが可能です。
ここでは、ネット上にたくさんある先輩移住者の体験談について紹介していますので参考にしてください。
大分県臼杵市へ移住した女性
元々は関東に住んでいましたが、かねてから食べ物を生産する地方で生活をしたいという考えがあり、6年前に大分県臼杵市へ移住しました。
いろいろな地域を転々としましたが、人が温かく、居心地が良かったことから臼杵市に決定しました。
臼杵市は移住者に対してオープンな人が多く、コミュニケーションを取りやすいため、移住して最初の頃から毎日が充実しています。
畑で野菜を育て、食を生み出す仕事に携わっているため本当に幸せです。
ただし、臼杵市に限ったことではなく、どの地域でも田舎暮らしをする際は仕事探しに困る可能性があるので、リモートワークなども含め事前に仕事の悩みを解消したうえで動きだすといいでしょう。
和歌山県紀美野町へ移住した夫婦
関西に住んでいましたが、2012年に和歌山県紀美野町へ移住しました。
現在は夫婦で飲食店を営んでいます。
和歌山への移住を決めた理由は、子供が小さく、少しでも健康的な食材を使った料理を食べさせたいと思ったためです。
最初は大阪の郊外も考えましたが、やはり本格的な田舎の方が自然が豊かで食べ物もおいしいです。
そこで、知人のすすめもあって和歌山県紀美野町を見に行きました。
そして、自然豊かな環境や食材の良さ、地域住民の人の良さなど、良い印象ばかりだったのですぐに決断しました。
今では、地元の農家で採れた新鮮野菜を使った自然食メニューのレストランを営業しています。
地元の人や観光客からも好評で、子供たちも手伝ってくれています。
売上も軌道に乗り、いろいろと自由度も増してきて毎日が本当に充実しています。
客観的に見ると、大阪の会社員が田舎でいきなり飲食店経営を始めたわけなので、なかなかのチャレンジャーだとは自分でも思いますが、思い切りがないと移住生活は始められないと思います。
移住に興味がある人は、変に悩みすぎず、思い切って行動することが大切だと思いますね。
移住体験に関するよくある質問

移住体験をするにあたり、「お金はかからないの?」など、疑問を持っている人も多いことでしょう。
ここでは、移住体験に関するよくある質問について紹介しています。
事前に確認をして、少しでも疑問を解消したうえで体験に参加しましょう。
Q1.移住の体験って費用はどれくらいかかるの?
A.移住体験ツアーにかかる費用は、主催している自治体、ツアーによって異なります。
ただし、多くの体験ツアーが参加費や宿泊費などは無料です。
体験中に宿泊する家の水道光熱費も無料で、かかるのは現地までの交通費や食事代くらいです。
そのため、ほとんど費用をかけずに移住先の環境を知ることができます。
「体験ツアーには参加したいけど、お金がかかるのでは?」と心配している人も、旅行より経済的負担が少ないため安心して参加できるはずです。
Q2.無料で移住を体験できる場所ってある?
A.無料で移住体験できる場所は多数あります。
たとえば、愛媛県西条市では、1泊2日の個別無料移住体験ツアーを実施しています。
完全オーダーメイド型の体験ツアーで、一組ごとのリクエストに合わせて内容をカスタマイズできるため、満足度の高い体験です。
水の都であり、四国屈指の工業・農業都市で子育てにも力を入れていることもあり、2019年版田舎暮らしの本の「住みたい田舎ベストランキング」において全国第5位、四国で第1位を獲得しています。
体験ツアーでは、西条市職員や専門の相談員、先輩移住者が西条市の魅力を丁寧に教えてくれて、座談会もある説明会も実施しています。
どの自治体も移住体験ツアーの内容が変更される可能性があるため、無料の体験ツアーを見つけたら、参加の可否を早めに判断した方がいいでしょう。
Q3.移住体験をするときに気をつけることって?
A.移住体験をする際には気をつけるべき点もあります。
どのような点に注意するかを知っていることで、移住体験がより満足度が高く、意義のあるものになります。
ここでは、移住体験をするときに気をつける主な4点について紹介していますので、一つひとつ見ていきましょう。
➀目的を明確にする
移住体験をする際に気をつけることの1つが、目的を明確にすることです。
なんとなくで参加をしていると、大切な部分を確認し忘れたりして後悔してしまう可能性があります。
「移住先の住まい情報について確認したい」
「先輩移住者の生の声をたくさん聞いて判断したい」
「就農を考えているので実際に体験したい」
「地域住民とコミュニケーションが取りやすいかを確認したい」
など、せっかく移住体験に参加するのであれば、体験でどのような点を明確にしたいのか、どんな疑問を解消したいのか、事前にはっきりさせておきましょう。
そうすることで、オーダーメイド型の場合は自分に合った体験内容を組むことができますし、移住先選びもスムーズに進みます。
➁できるだけいろんな人と会話し体験に参加する
移住体験に参加するのであれば、できるだけいろんな人と会話するようにしましょう。
「人見知りだから。。」という人もいるかもしれませんが、地域の人や先輩移住者と積極的にコミュニケーションを取らないと、多くの情報を得ることができません。
空き時間が少しでもあれば、地域住民とたくさん話をした方がいいでしょう。
インターネットには載っていないさまざまな情報も得ることができますし、地域住民の人柄に触れることができます。
また、農業体験や製造体験、伝統産業体験など、地域によってさまざまな体験が用意されています。
できる限り体験には積極的に参加するようにしましょう。
見るのと実際にやってみるのとではわけが違います。
特に、就きたい仕事に関係する体験であればなおさらです。
③費用に関して細かく確認しておく
移住体験に参加する場合は、事前に費用面について細かく確認をしておきましょう。
宿泊費が無料の体験もあれば、1泊あたり2,000円〜3,000円かかるものもありますし、体験料として7,000円〜8,000円必要なケースもあります。
旅行に比べるとかなり格安ですが、出費であることには間違いないため、事前に「どこまでが有料で金額はいくらかかるのか」「費用がかからないものはどれか」など、確認をしてください。
自治体・移住体験サイトを見ても費用がわからない場合は、自治体の担当者に電話等で聞いてみましょう。
➃自分に合わないと感じたら別の移住先を探す
移住体験は、その地域での移住が自分に合うかどうかを確かめるものです。
これから一生住むことになるかもしれないため、仕事、住まい、人、地域の雰囲気など、さまざまな点をチェックします。
そのため、必ずその地域が自分に合うとは限りません。
合わないと感じた場合は、考えを切り替えて別の移住先を探すようにしましょう。
1番やってはいけないことが、合わないと感じるにも関わらず「他を探すのが面倒だから」「お世話になったし行かないと申し訳なくて」など、自分の気持ちに妥協して移住してしまうことです。
周囲の評判も大事ですが、自分が合うか合わないかがとても大切になりますので、合わないと感じた場合は無理せず、他をあたりましょう。
まとめ
今回は、移住体験ツアーの特徴やおすすめサイト・エリア、注意点などについて紹介いたしました。
移住を検討している場合は、移住体験を活用するようにしましょう。
そうすることで、移住前に不安や疑問を解消でき、移住のミスマッチを防ぐことが可能です。
ぜひ、ここで紹介した内容を参考にして、早速移住体験を探してみましょう。
