promotion
<記事の情報は、2023年9月7日時点のものです>
家を建てたい人
工務店の平均的な坪単価っていくらなの?
家の坪単価っていくら位が平均なの?
ハウスメーカーと工務店と設計事務所で坪単価が一番安いのはどこ?
家を建てる時に、費用の目安としてたびたび登場する坪単価。
坪単価とは、建築物の1坪(約3.3㎡)あたりの建築費を表したものです。
これから家を建てる人にとって、どれだけ気に入ったハウスメーカーや工務店があっても、予算の条件を満たしていなければ選ぶことができません。
今回の記事では、不動産のプロである筆者の視点で、工務店の坪単価の相場や、坪単価別に工務店を紹介していきます。
これから家を建てようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

タクトホームコンサルティングサービス代表。東証一部企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門を立ち上げ責任者になる。部分リフォームから大規模リノベーションまで約20年間に2,000件以上のリフォームに関わる。現在は住宅診断を通じて住宅購入で失敗しないための支援活動を行っています。
会社HP:http://tactcs.jp/
また、解説に入るまでに理想の家を建てるための賢い第一歩をお伝えします。
「夢のマイホーム」
それは多くの人にとって、人生で最もワクワクする目標の一つでしょう。 広々としたリビング、こだわりのキッチン、明るい子供部屋…。想像するだけで胸が高鳴りますよね!
しかし、「情報不足」が原因で、理想とは程遠い家を建ててしまい、後悔している人は少なくはありません。

「一生に一度の大きな買い物だから失敗したくない!」と誰もが思っています。
だからこそ、住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、絶対に知っておくべきことがあります。
それは、家づくりの成功は、最初の情報収集で決まる ということ。
多くの人は、住宅雑誌やウェブサイトを見て、なんとなくイメージを膨らませますよね? でも、いざ家づくりを始めるとなると、わからないことだらけ…。
結論、家づくりをする際は、まず最初に必ず住んでいる地域に対応している住宅メーカーのカタログや資料に一通り目を通して下さい。
しかし、住んでいる地域に対応している住宅メーカーすべてに資料請求するのは現実的ではありません。
そこでおすすめしたいのが、複数の優良住宅メーカーの情報をまとめて入手できる「一括資料請求サイト」の活用。
「でも、一括資料請求サイトと言っても、どこを選べば良いか分からない…」
そんなあなたのために、家づくりのプロが厳選した、おすすめの一括資料請求サイトを3つご紹介します。
この3つのサイトの特徴は以下のとおりです。
厳選された優良企業: 日本を代表する大手企業が厳しい審査基準を行い、信頼できる企業のみ掲載されてます。
スマホから1分で簡単: 1分程度の入力で、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができ便利です。
「情報収集は面倒くさい…」と感じてしまうかもしれませんが、一生に一度の家づくり、後悔しないためにも、最初のステップとして、ぜひこれらのサイトを活用してみてください。
それでは、具体的に3つのサイトの特徴を見ていきましょう。
①SUUMO 言わずと知れた不動産情報サイトの最大手。豊富な物件情報だけでなく、家づくりに関するノウハウも充実。特に、地域密着型の工務店情報が豊富なのが魅力です。「地元の工務店で、こだわりの家を建てたい!」という方にぴったりです。 ②HOME4U家づくりのとびら NTTデータグループが運営する、信頼と実績抜群のサイト。最大の特徴は、無料で家づくりプランを作成してくれるサービス。 間取りや外観のイメージを具体的にしながら、理想の住宅メーカーを探せます。「まだ漠然としたイメージしかない…」という方でも安心です。 ③LIFULL HOME’S 「SUUMO」と並ぶ大手不動産情報サイト。豊富な物件情報に加え、家づくりに関するコラムや事例も満載です。 特に、コストパフォーマンスに優れた住宅メーカーの情報が充実しており、「予算内で、できるだけ理想の家を建てたい!」という方におすすめです。 |
家づくりは、人生で最も大きな買い物の一つであり、絶対に失敗したくない一大イベント。
だからこそ、最初から「工務店!」「ハウスメーカー!」と決めつけずに、視野を広く持って、様々な選択肢を検討することが重要です。
多くの会社から資料を取り寄せることで、本当にあなたの理想に合ったパートナーが見つかるはずです。
「絶対にハウスメーカーで!」と思っていた人が、工務店の自由設計や高品質な家づくりに魅力を感じたり、「予算を抑えたいから工務店一択!」と考えていた人が、実はハウスメーカーでも手の届く価格まで値下げ交渉に応じてくれたり…
そんなケースは少なくありません。
大切なのは、1社でも多く比較検討すること。
なるべく多くの会社から資料を取り寄せることで、メーカーごとの強みや特徴、価格帯が見えてきます。
同じような品質の家でも、会社によって価格が大きく異なることも! 場合によっては、400万円、500万円もの差が出ることもあります。
一括サービスも3つ全て使っても構いません。
後悔のない家づくりのために、まずは情報収集から始めてみましょう。
家づくりのとびら・・・無料で家づくりプランを作成したい方におすすめ!
LIFULL HOME’S・・・予算内で理想の家を建てたい方におすすめ!
【コストパフォーマンス重視】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒
それでは解説をしていきます。
もくじ
- 1 平均的な工務店の価格・坪単価相場はどのくらい?
- 2 おすすめの工務店ランキングを坪単価別に比較!
- 3 ハウスメーカーと工務店、設計事務所の違いは?
- 4 工務店のほうがハウスメーカーより坪単価がローコストになる3つの理由
- 5 あなたにぴったりの工務店を見つけるための5つのSTEP
- 6 全都道府県別に工務店を紹介!北海道から沖縄までの地方の工務店をピックアップ
- 6.1 北海道
- 6.2 青森県
- 6.3 岩手県
- 6.4 秋田県
- 6.5 宮城県
- 6.6 山形県
- 6.7 福島県
- 6.8 東京都
- 6.9 神奈川県
- 6.10 埼玉県
- 6.11 千葉県
- 6.12 茨城県
- 6.13 群馬県
- 6.14 栃木県
- 6.15 新潟県
- 6.16 長野県
- 6.17 石川県
- 6.18 富山県
- 6.19 山梨県
- 6.20 福井県
- 6.21 愛知県
- 6.22 静岡県
- 6.23 岐阜県
- 6.24 三重県
- 6.25 大阪府
- 6.26 兵庫県
- 6.27 京都府
- 6.28 滋賀県
- 6.29 奈良県
- 6.30 和歌山県
- 6.31 広島県
- 6.32 岡山県
- 6.33 山口県
- 6.34 島根県
- 6.35 鳥取県
- 6.36 愛媛県
- 6.37 香川県
- 6.38 徳島県
- 6.39 高知県
- 6.40 福岡県
- 6.41 熊本県
- 6.42 鹿児島県
- 6.43 長崎県
- 6.44 大分県
- 6.45 宮崎県
- 6.46 佐賀県
- 6.47 沖縄県
- 7 まとめ
平均的な工務店の価格・坪単価相場はどのくらい?

工務店だけに限定した坪単価の公的機関の統計資料は、一般に公表されていません。
そこで実際に注文住宅で家を建てた人の価格・坪単価の相場はどれ位だったのかを見ていきたいと思います。
これを見ることで、平均的な工務店の価格や坪単価の傾向を推測することができます。
ここから先は、住宅金融支援機構の調査報告書(2016年度フラット35利用者調査)をもとに注文住宅の価格・費用相場を紹介します。
尚、土地がある場合の注文住宅の価格・費用相場と土地がない場合の注文住宅の価格・費用相場に分けて紹介したいと思います。
土地がある場合の注文住宅の価格・費用相場
土地をすでに所有していて、注文住宅のみを購入した場合の費用です。
全国平均:3,109万円(坪単価 78.7万円)
地域差が大きく、最も高額だったのは東京都の3,658万円(坪単価 96.2万円)、最も安かったのが宮崎県の2,364万円(坪単価 65.6万円)でした。
地域によって坪単価で30万円ほど差が生じています。
尚、坪単価が最も安かったのは秋田県の63.9万円でした。
土地がない場合の注文住宅の価格・費用相場
土地を持っていなくて、土地と注文住宅を同時に購入した場合の建物の建築費用です。
全国平均:2,663万円(坪単価 77.7万円)
こちらも地域差があり、最も高額だったのが愛知県の2,912万円(坪単価 82.2万円)、最も安かったのは東京都の2,389万円(坪単価 79.0万円)でした。
尚、坪単価が最も高かったのは山口県の84.3万円、最も安かったのが愛媛県の71.4万円です。
建物のみを購入する場合ほどではありませんが、坪単価は地域によって10万円以上の差があります。
土地を同時に購入する場合には、別途で土地購入費用がかかるので、住宅建築費用は土地をすでに所有していた場合と比較して450万円ほど少なくなりますが、坪単価の差はほとんどありません。
東京都は土地の価格が高いので、土地と建物を同時に購入する場合の建築費用はだいぶ抑えられているようです。
また坪単価の平均値は、地域によって大きな価格差が生じていることがわかります。
注文住宅は契約時よりも最終的な金額が高くなる傾向あり
尚、紹介したデータは、注文住宅を建てた方が実際に支払った金額がもとになっているため、契約時の坪単価よりも高くなっている可能性が高いと思われます。(追加工事等があるため)
また付帯工事費用や建築確認申請費用、設計費なども含まれているため、皆様が良く目にする住宅の坪単価よりも高くなっています。
住宅会社が公表している坪単価には、地盤改良工事費や上下水道の引き込み工事費及び屋外給排水配管工事費、屋外電気工事費、照明器具、各種申請費などは含まれていないため、実際に発生する費用とは差が生じます。
しかし注文住宅を建築する場合には、総額では最終的にこれくらいの建築費がかかると思って間違いないでしょう。
家を建てたい人
地域によって、坪単価はかなり違うのね。
同じ地域で同じ工務店に依頼したとしても、施工内容で坪単価は大きく変わってきます。
坪単価はあくまでも参考値として考えておくことをおすすめします。
不動産のプロ
家づくりのとびらカタログ集めはこちら【ハウスメーカーなら】⇒
【ローコスト住宅なら】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒
おすすめの工務店ランキングを坪単価別に比較!

それではここから、坪単価40万円台から70万円台の施工実績があり、かつ年間施工棟数が50棟以上の工務店をそれぞれ2社~3社ずつご紹介します。
尚、以下に記載する内容は、それぞれの坪単価で建築した実例をもとにご紹介するものなので、各会社の平均坪単価を指すものではありません。
ご注意ください。
坪単価40万円台の工務店ランキング
まずは、坪単価40万円台の工務店を紹介していきます。
㈱ジャパンホーム(東京都)

ジャパンホームはもともと大手ハウスメーカーで勤務していた家づくりのプロたちが、ジャパンホームの美上に共感した会社です。
2×4工法を中心に、年間70棟以上の建築実績があります。
延べ床面積30坪の場合の坪単価は45万円で、「狭小住宅のプラン力」「ローコスト住宅」を得意分野にしています。
2014年に創業された新しい会社でありながら、これだけの実績を誇っている工務店は珍しいといえるでしょう。
㈱タツミプランニング(神奈川・横浜)

タツミプランニングは、神奈川県の横浜を中心に年間500棟(2017年度)の施工実績があります。
タツミプランニングが最も得意としているのは木造軸組工法で、設計の自由度の高さが自慢です。
25名の設計士からなる社内設計チーム「デザイン・ラボ」による、高いデザイン性をセールスポイントにしています。
気密性・断熱性にも定評があるため、エコな住宅を建てたいと考えている人にはおすすめです。
スタイルハウス(大阪府)

スタイルハウスは、大阪府を中心に展開し、年間施工実績は81棟(2017年度)です。
「日本一の現場」を目指すほど、現場主義にこだわっており、現場での勉強会や社長の巡回、顧客満足に関しての研修を行うなど、意識が徹底されています。
建売住宅に負けないコスト感でありながら、注文住宅の自由度・オリジナリティを取り入れた住宅を提供しているため、コストパフォーマンスの高さに定評がある住宅メーカーです。
一方で、豊富なオプションをつけて設備が充実させたり、完全フルオーダーの家を建てることもできるため、選択肢の幅がとても広い会社としても認知されています。
家づくりのとびらカタログ集めはこちら【ハウスメーカーなら】⇒
【ローコスト住宅なら】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒
坪単価50万円台の工務店ランキング
続いて、坪単価50万円台の工務店を紹介します。
㈱東武ニューハウス(埼玉県)

埼玉県を中心に年間100棟(2015年度)の施工実績があります。
構造は、地震にも強い「ウィンウッド工法」を採用している上に、耐震等級は最高レベルの3、綿密な地盤調査を実施したのちに家を建てるため、耐震性にこだわりたい人も安心です。
高気密・高断熱のための工夫が随所に施されているため、結果的に省エネで生活することができ、
年間の一次消費エネルギー量の収支がゼロになるゼロエネルギーハウス(ZEH)を中心とした家づくりも得意としているので、気になる人はぜひ問い合わせてみてください。
㈱マルナカホーム(神奈川県)

マルナカホームは、創業から35年の歴史と実績を誇る、地域密着型の住宅メーカーで、年間50棟(2017年度)の施工実績があります。
また、日本で初めてオイルダンパを取り入れた制震技術を取り入れ、阪神大震災の震度7クラスの地震を、震度3レベルにまで緩和することに成功しています。
木造軸組工法、2×4工法、2×6工法に対応が可能で、無垢材をふんだんに使用した住まいづくりを得意としているのも特徴の一つです。
また、窓ガラスの質感を損なわずに防犯性を高められる「防犯フィルム」の導入や、セコムを組み合わせることによって、安心して暮らせる環境を提供しています。
家づくりのとびらカタログ集めはこちら【ハウスメーカーなら】⇒
【ローコスト住宅なら】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒
坪単価60万円台の工務店ランキング
つづいては、坪単価60万円の工務店について、紹介していきましょう。
新進建設㈱(神奈川県)

神奈川県を中心に展開している新進建設は、これまで2,000棟以上の設計実績を持っている住宅メーカーです。
2016年には、グッとデザイン賞を受賞した実績もあり、デザイン力の高さには定評があります。
耐震面にも力を入れており、神奈川県内では初となる、国土交通省の「長期優良住宅先導事業」に4度採択された実績もあります。
住宅に使用する材料は海外の現地メーカーと共同開発している独自のもので、スウェーデンやスペイン、インドや中国などから直輸入している点も特徴的です。
近代建物㈱(東京都)

近代建物は東京都の立川市に本社を置く会社で、注文住宅を依頼する際は、以下の5人のプロがパートナーとして、注文住宅を建てるサポートをしてくれます。
- ・コンセプター
- ・アーキテクト
- ・ライティングデザイナー
- ・エクステリアデザイナー
- ・インテリアコーディネーター
高いデザイン性や自由度に定評があるので、家のオリジナリティにこだわりたい人にはおすすめの会社です。
ハウスクラフト㈱(三重県)

ハウスクラフトは三重県の住宅メーカーで、三重県内に5つのスタジオを持っています。
基本の間取りが存在しないため、家を建てる予定の土地に合わせて柔軟で自由度の高い住宅を建てることができます。
また、安定性と強度を兼ねそろえた「ベタ基礎」を採用しており、同時に湿気やシロアリの侵入を防いでくれるメリットも享受できます。
構造は木造軸組工法で、防虫性と抗菌性の高いヒノキを使用している点も魅力的ですね。
家づくりのとびらカタログ集めはこちら【ハウスメーカーなら】⇒
【ローコスト住宅なら】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒
坪単価70万円台の工務店ランキング
最後に、坪単価70万円の工務店も紹介しておきましょう。
ロハスタホーム(埼玉県、千葉県、神奈川県、東京都)

ロハスタホームを運営する㈱OKUTAはもともと住宅リフォーム・マンションリフォームの会社です。
新築住宅の構造は木造軸組工法で、独自の「トリプル断熱工法」や自然素材を効果的に採り入れたパッシブデザインの家づくりが特徴です。
パッシブデザインとは、特別な機械装置を使わずに、建物の構造や材料などの工夫によって熱や空気の流れを制御し、快適な室内環境をつくりだす建築手法を取り入れています。
記事執筆時点では、HPの見学フォームからモデルハウスを事前予約した人限定で、LOHASフォト集とバッグをプレゼントするキャンペーンを実施しています。
㈱藤島建設(埼玉県、東京、千葉)

藤島建設は、埼玉県川口市にある会社を中心に車で1時間以内を施工エリアとしており、昭和34年創業の半世紀以上の歴史ある住宅メーカーです。
構造は木造軸組工法で、自社で木の栽培を行い、木材加工は自社工場で行っており、施工まで一貫して行っているのが特徴です。
藤島建設が独自に生み出した「ハイフレイム工法」は、従来の木造軸組み工法と比べても、高い耐震性を誇っています。
さいたま市・川口市を中心として55年もの間サービスを提供している地域密着企業ですから、上記エリア内で注文住宅を建てようとしている人は、安心して家づくりを任せられますね。
家づくりのとびらカタログ集めはこちら【ハウスメーカーなら】⇒
【ローコスト住宅なら】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒
ハウスメーカーと工務店、設計事務所の違いは?

家を建てる際の依頼先の選択肢には、ハウスメーカーと工務店の他に設計事務所があります。
ハウスメーカーと工務店との違いはなんとなく理解していても、設計事務所とはどの様なものなのかよくわからない方が多いと思います。
設計事務所とは、住宅の設計を主な業務としている会社もしくは個人事業主です。
フリープランのため、難易度の高い特殊な土地でも対応できるほか、デザイン性の高い個性的な住まいづくりを売り物にしています。
ただし、自社で施工は行っていないので、設計と施工を切り離して考える必要があります。
3つの違いをしっかりと理解することで、自分に最適な依頼先を絞ることが可能になります。
ハウスメーカー、工務店、設計事務所の違いを簡単に表にまとめると、次のようになります。
尚、ハウスメーカーと工務店の線引きは明確でないため、ここでは年間施工棟数が1,000棟以上になる会社をハウスメーカーとしています。
ハウスメーカー | 工務店 | 設計事務所 | |
事業規模 | 全国展開 | 地域密着が多い
(一部例外あり) |
地域密着で小規模 |
知名度 | 高い | 一般的に低い | 低い |
安心感 | 高い | 倒産のリスクあり | 倒産のリスクあり |
間取り | 規格型又はセミオーダー | セミオーダー又はフリープラン | フリープラン |
デザイン性 | 一定のレベルを確保できる | 会社によってバラツキが大きい | 一般的に高い |
施工体制 | 提携している工務店に依頼 | 基本的に自社施工 | 地元の工務店に依頼 |
工期 | 短い | 一般的に長め | 長い |
品質 | 一定の品質が担保されている | 会社によってバラツキが大きい | 依頼する工務店次第 |
アフターサービス・保証 | 充実している | 会社によってバラツキが大きい | 依頼する工務店による |
価格 | 高い | 安い | 様々ある
ただし、ローコスト住宅でも設計料が割高になる |
スポンサードリンク
工務店のほうがハウスメーカーより坪単価がローコストになる3つの理由
一般的に、ほぼ同じグレードの家を建てる場合には、ハウスメーカーよりも工務店の方が坪単価は安くなります。
その理由を材料費や設備費、人件費、広告費の3つに分けて解説したいと思います。
①材料費・設備費
ハウスメーカーは、仕様や間取りの標準化を行い、定期的に資材や設備機器を大量に発注することによりコストダウンを図っています。
一方、近年の工務店は、ある程度の規格化を行い、木材のプレカットや独自の仕入れルートを開拓して、コストダウンの仕組みづくりを積極的に推進する様になりました。
以前と比べて工務店とハウスメーカーの材料費には、大きな差がなくなってきた様に思います。
それでもハウスメーカーと工務店では、資材の発注量が大きく異なるので、仕入れ価格の安さでは圧倒的にハウスメーカーの方に軍配が上がります。
しかし、標準仕様外や規格外の資材を採用する場合には、工務店の方が安くなるケースもあります。
間取りや仕様によっては、ハウスメーカーと工務店の材料費価格が逆転するケースもあるかもしれません。
②人件費
ハウスメーカーには、受付や住宅展示場のスタッフ、カスタマーサービス、営業、設計、インテリアコーディネーター、現場監督、人事・総務・経理・商品企画などの本部系スタッフなど、様々な分野の社員が在籍しています。
一方工務店では、営業と設計が兼務していたり、総務と経理担当が兼務していたりするなど、必要最低限の人員でやり繰りしているのが一般的です。
人件費には膨大な費用がかかるので、ハウスメーカーの住宅の販売価格にはこれらの人件費も含まれています。
ハウスメーカーでは価格が高い分、金額に見合うだけのサービスが期待できるのかどうかが重要になります。
③広告費
ハウスメーカーは全国的な知名度アップと商品の販売促進のために、常に膨大な広告宣伝費をかけて新聞広告やテレビCM、雑誌広告、ネット広告などを行っています。
また、全国の住宅展示場にモデルハウスを出展しているので、モデルハウスにかかる年間の経費だけでも莫大です。
こうした費用や経費も販売価格に上乗せされるので、ハウスメーカーの住宅の坪単価が高くなってしまうのは当然の結果といえます。
一方工務店の場合には、営業範囲が広い工務店でも近県周辺に限定されるため、ハウスメーカーの様な大々的な広告宣伝費用は必要ありません。
家を建てたい人
確かに、大手のハウスメーカーはCMや広告をよく出しているものね。
坪単価が高い=質がいいとは必ずしもならないことに気をつけたいところ。
きちんと、費用面の内訳を考えることでコストパフォーマンスのいいハウスメーカーを見つけることができますよ。
不動産のプロ
あなたにぴったりの工務店を見つけるための5つのSTEP

自分にぴったりな工務店を見つけるためには、どうすれば良いのでしょうか。
ここでは、あなたに最適な工務店を探し出すための重要な手順をご紹介します。
- どんな家にしたいのかのイメージを具体的にする
- 現在の状況でいくらまでならローンが組めるのか調べる
- 複数の業者にカタログを請求して条件にあう会社を絞り込む
- 絞り込んだ会社で購入したことがある人の口コミ・評価を調べる
- 複数の営業マンと出会い、優秀な営業マンに依頼する
それでは、以上の5項目について順番に説明していきましょう。
①どんな家にしたいのかイメージを具体的にする
人気のある工務店は、必ず自社特有の強みを持っていて、それぞれの強みを活かした住まいづくりを行っています。
- ・耐震性能や省エネ性能など、住宅の基本性能を重視した住まいづくり
- ・無垢材や自然素材、温熱環境にこだわった健康に配慮した住まいづくり
- ・最新設備を充実させ、利便性や機能性の高い住まいづくり
- ・耐久性の高い素材を採用したメンテナンス性に優れた住まいづくり
- ・デザイン性の高いオンリーワンの住まいづくり
- ・ローコストだが、快適性が高い住まいづくり
などです。
上記の例の中から、自分の理想に近い家はあったでしょうか。
まずは「自分がどんな家を建てたいのか」イメージを明確にして、自分のイメージと一致する家を得意としている工務店を選ぶことが大切です。
②現在の状況でいくらまでならローンが組めるのか調べる
住宅の建築資金を現金で賄うことができる人はごく稀で、ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思います。
そしてイメージ通りの理想の家を建築できたとしても、住宅ローンが無理なく返済できなければ、住まいづくりで成功したとはいえません。
住宅ローンの借入額は年収の何倍にも及び、数十年かけて返済していくものなので、「現在の年収で借り入れが出来て、かつ無理なく返済できる金額はいくらなのか」を事前に十分検討しておかなければいけません。
借入額を決める際の指標としては、年収に対する住宅ローンの年間返済額が占める割合で計算する「返済負担率(返済比率)」があります。
計算方法は「年間返済額÷年収×100」で、無理のない返済負担率は20~25%といわれていますが、20%以内に抑えておくと何か突発的な出来事があっても安心です。
住宅ローンを組む際には、いくら迄なら借入できるのかではなく、自分が月々いくらまでなら無理なく返済が可能なのかをしっかりと把握した上で、借入額を決める様にしましょう。
また、事前に金融機関に相談して返済のシミュレーションを行い、住宅ローンの仮審査を受けておくと安心です。
③複数の業者にカタログを請求して条件にあう会社を絞り込む
はじめにインターネットや住宅雑誌などの施工例を参考に、自分の要望を叶えてくれそうな住宅会社を何社かピックアップしましょう。
最初から1社に絞り込むのではなく、カタログなど資料を複数取り寄せた上で、比較検討し、依頼をするハウスメーカーを決めることが重要です。
東証一部上場企業のLIFULLが運営している「HOME’Sのカタログ一括請求」を活用すれば、大手のハウスメーカーや工務店にまとめて資料を請求することができます。

建築予定地や予算、住宅へのこだわりをいくつか選択するだけで、条件にあった住宅メーカーが表示され、資料請求を依頼することができます。
条件にあった住宅メーカーは、もしかするとあなたの知らない会社かもしれません。
ただ、あえて自分が検討していなかったハウスメーカーや工務店に依頼するのも一つです。
注文住宅を建てた人達の中には、当初検討していなかったハウスメーカーや工務店にあえてカタログを請求して、より自分達の条件に合う会社を見つけた人も多いですよ。
家づくりのとびらカタログ集めはこちら【ハウスメーカーなら】⇒
【ローコスト住宅なら】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒
④絞り込んだ会社で購入したことがある人の口コミ・評価を調べる
複数の会社のカタログを比較してさらに会社を絞り込んだら、その会社で購入した人の口コミや評価を調べてみましょう。
これらの情報もインターネットで収集することが可能です。
ただし、インターネットの口コミ情報は全てが正しいとは限りません。
施工実績が多くなればなるほど、ネガティブな意見も少なからず存在するのが普通です。
必要以上に口コミ情報にこだわり過ぎない様にすることが大切です。
⑤複数の営業マンと出会い、優秀な営業マンに依頼する
満足度の高い住まいづくりを行う上で、営業マンとの相性はとても重要な要素になります。
同じ会社に建築を依頼しても、担当する営業マンによって満足度が大きく異なることは決して珍しくありません。
複数の営業マンと出会い、優秀な営業マンがいる住宅会社に依頼することが住まいづくりを成功させる秘訣です。
優秀な営業マンは、単に人柄が良く、建築や住宅ローンの専門知識を持っているだけではありません。
自社の強みを良く理解しています。
「他社と比較してどのようなこだわりを持っていますか?」などという質問を是非投げかけてみてください。
営業マンを見極めるための良い質問になります。
明確に返答できない営業マンは要注意です。
また営業マンには、顧客の要望を正確にくみ取る能力が不可欠です。
顧客の要望は専門知識がないため、非現実的だったり、修正を加える必要があったりするのが普通です。
営業マンに顧客の要望を理解し、プロの視点から提案を加えて実現可能なカタチにする能力があるかどうかで、あなたの要望が叶うかどうかが決まります。
営業マンは住まいづくりを行う上で、あなたの大切なパートナーです。
営業マンとイメージの共有ができて、良好なコミュニケーションがとれれば、この時点で住まいづくりは成功したといっても過言ではありません。
複数の営業マンと出会い、その中からあなたにピッタリな営業マンを是非見つけてください。
家を建てたい人
自分の中ではここに依頼しようかなって考えているハウスメーカーがあったけど、あらためて他の会社とも比較したほうが良さそうね。
最初に1社に絞ってしまった人の中には、契約段階まで進んだ後で「もっと自分たちの条件にあった住宅メーカーが他にあった」と気づくケースも多いもの。
一生で一番高い買い物ですから、焦らずしっかりと比較検討に時間をかけることをおすすめします。
不動産のプロ
スポンサードリンク
全都道府県別に工務店を紹介!北海道から沖縄までの地方の工務店をピックアップ

最後に、インターネットで都道府県別のおすすめ工務店を、各都道府県につき2社ずつ紹介していくので、あわせて参考にしてください。
北海道
㈱三五工務店
㈱保科工務店
青森県
㈲かわさき住宅
㈱サンクリエイトホーム
岩手県
小原建設
㈱Miura
秋田県
村上工務店
㈲高健工務店
宮城県
ウツミ工務店㈱
㈱片倉工務店
山形県
㈲グッドライフ黒田工務所
㈱櫻井建設
福島県
㈲折笠工務店
㈱吉成建築
東京都
㈱田中工務店
㈱小嶋工務店
神奈川県
㈱前田工務店
カキザワホームズ
埼玉県
㈱中田工務店
㈱黒澤工務店
千葉県
㈱佐久間工務店
㈱佐野工務店
茨城県
カイテキホーム
㈱スズモク
群馬県
㈱六本木工務店
㈱篠田工務店
栃木県
㈱薄井工務店
㈱加藤工務店
新潟県
㈱山口工務店
㈲真柄工務店
長野県
㈱ダイコク
㈱小出工務店
石川県
㈲濱田工務店
㈱山下工務店
富山県
㈱清水工務店
㈲岡崎工務店
山梨県
㈲エンドウ工務店
㈲伊東工務店
福井県
㈱水元工務店
㈱住まい工房
愛知県
㈱愛知工務店
㈱小林工務店
静岡県
㈲野沢工務店
アイムホーム松尾工務店㈱
岐阜県
岐阜工務店㈱
山喜建設㈱
三重県
㈱幸三建設
㈱サティスホーム
大阪府
㈱kicori
㈱山本博工務店
兵庫県
㈱平尾工務店
㈱田代工務店
京都府
㈱竹内工務店
㈲室工務店
滋賀県
㈱大喜工務店
㈱谷口工務店
奈良県
㈱楓工務店
㈱マイ工務店
和歌山県
㈱浅井良工務店
アンドホーム建築設計事務所
広島県
坂田工務店
㈱大喜
岡山県
㈱なんば建築工房
㈱アイム・コラボレーション
山口県
㈱原工務店
㈱成匠
島根県
㈲高榮
㈲石川工務店
鳥取県
㈲尚建工務店
寿ホームズ㈱
愛媛県
村上工務店
㈱ヤマトホーム
香川県
㈱田中工務店
㈱大河内工務店
徳島県
㈱広田工務店
㈱山田工務店
高知県
フクヤ建設㈱
ウッドスタイル㈱
福岡県
㈱福岡工務店
㈱安成工務店
熊本県
㈲村田工務店
㈱三友工務店
鹿児島県
㈲イヤダニ工務店
㈱相塲工務店
長崎県
竹田工務店㈲
四季工房
大分県
㈱坂井建設
㈱創建
宮崎県
㈲谷口工務店
アイホーム㈱
佐賀県
㈱本田工務店
㈲日楽ホーム
沖縄県
㈱ライト工務店
日興建設㈱木脇ホーム
まとめ
工務店の坪単価を中心に、ハウスメーカー・設計事務所との比較や工務店の選び方などをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
全国の住宅会社・工務店の数は総務省の統計では約12万社といわれていて、別の統計では約7万5千社となっています。
住宅会社・工務店の中には、ハウスメーカーや準ハウスメーカー、パワービルダーの様な事業規模が大きな会社もあれば、下請専門の工務店や経営者(大工)ひとりの工務店などもあって、とても一括りにすることはできません。
また、元請専門の工務店にもそれぞれ得意分野があり、住宅リフォームや営繕を専門に行っている工務店もあれば、坪単価80万円以上の高級注文住宅を数多く手がけている工務店もあります。
さらに、年間数棟しか建てていない会社もあれば、数千棟建築している会社もあります。
そして年間数棟しか建てていないからといって、決して品質が低くて価格が高いとは限らないのが工務店選びの難しい点です。
中には小規模でも地域に根付いて地元の評判が良く、100年近く続いている工務店も少なくありません。
会社の規模と住宅の品質は必ずしも一致しないのです。
理想の住宅を手に入れるためには、それぞれの住宅会社・工務店の特徴を理解して、数多くの会社の中からあなたにピッタリな会社を見つけなければいけません。
最初からあまり絞り込んでしまわずに、最低限の条件を満たした住宅メーカーから数社カタログを取り寄せてみましょう。
思いもよらなかった住宅メーカーの中に、あなたの条件にぴったりの会社が見つかるかもしれませんよ。
家づくりのとびらカタログ集めはこちら【ハウスメーカーなら】⇒
【ローコスト住宅なら】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒
今回の記事が、少しでもあなたの参考になれば幸いです。
